*組織改革に取り組んだ3年間。
私が入社した13年前、企業とは言うものの組織としての連携はまだまだ未熟で、社員それぞれが個人商店になってしまい意思疎通がなくバラバラに動いている会社でした。
社員それぞれの力量で製品の品質が決まるわけですから、一定の品質を保てず製品トラブルでお客様に迷惑を掛けてしまうこともありました。
ですから私が入社してからの数年間は、組織として最大限のパフォーマンスを発揮できるようにすることが目標でした。
まずは1〜10までの仕事を一人で全て行うのではなく、分業化を図りました。
そうすることで効率が上がり専門性の高い社員を育成することが出来ました。また、製品トラブルの原因も明確になったことで全体の品質向上に繋がりました。
また、部品発注や納品後の仕分けも一人の社員に集約することで、不必要な在庫が減り経費削減にもつなげることが出来ました。
その他にも業務の標準化として、社員一人一人の作業時間を計り、作業が早い社員と遅い社員で何が違うか、製品トラブルが多い社員と少ない社員で何が違うか、など徹底して業務の分析を行うことで現場の社員は無駄な作業が減り、作業スピードが格段に上がりました。
*伸洋サービスの現在とこれから・・・
組織改革を進められた背景には、社員がお客様に良いサービスを提供したい、もっと高い技術を学んでいくという高い向上心がありました。
どれだけ完璧なオペレーションやマニュアルでも動かすのは人です。信頼される人づくりが信頼される会社づくりに繋がるということが私自身の大きな学びになりました。
そしてこれからも、お客様の信頼に応え続けるために、技術力の向上、管理業務の精度向上を目指して、社員育成に取り組んでいくことを約束します。